ウィレムスタッドにまつわる話

リョウさんが初めてこのハーバーに来た2010年、着いた日に1人の日本人女性が船に訪ねて来たそうです。そのA子さん、オランダ人と結婚してウィレムスタッドに住んでいるのですが、ハーバーに日本の船が来たということを聞いて懐かしくて訪ねて来たのです。リョウさんは気づきませんでしたが、日本の船が来たとハーバーは大騒ぎで、その日ハーバーを利用していたA子さんの旦那さんの友人が知らせてくれたそうです。それほど珍しいことだったのでしょう。

 

運河の旅も12年目。今では顔見知りのハーバーマスターも何人かでき「今年も来たか」と迎えてくれます。「あのハーバーで見かけたよ」と声をかけてくれる人もいます。そういった人たちとの出会いが私たちの何よりの財産です。

今年リョウさんの友人たちが来て日本の旗をつけ2艇が運河を走るという夢が一つ叶いました。来年がどうなるかわかりませんが元気でまた来たいと思います。

デルフトにて