Dragtハーバーでの別れ、そして無事帰国

8月22日午前9時前、無事に帰国しました。日本はやはり暑いですね。もう秋を感じさせるオランダの気候とのギャップは、何度経験してもその大きさにびっくりします。とにかく色々あった今年の運河の旅。7月初めにスキポール空港に友達を迎えに行ったことがすごく過去に思えます。

 帰国までの10日間を過ごしたドラクトハーバーでは、親しくなったメカニックのクラース夫妻と別れを惜しみました。自身もハーバーに大きなボートを所有しそこで生活しながら、自動車会社での本業に加え仕事の後の夕方にハーバーのボートの不具合を治してくれるまさに救世主のクラース(ボランティアではなくハーバーのメカニックとして)。2021年からSAKURAⅡも何度助けてもらったことか。奥さんとも親しく挨拶を交わし、帰国までの時間、写真を撮ったりメールアドレスを交換したり。「もう来年は会えないなんて、英語でうまく言えないけれどこの気持ちわかってくれる?」と言ってくれました。

 

 SAKURAⅡを売却したハーバーマスターのニコ。彼とは運河の旅初年の2010年に出会いました。当時はハーバーの従業員でしたが現在はハーバーマスターとなり頑張っています。初代SAKURAも彼の仲介で売ることができたことを思えば、何かしら彼との縁を感じます。帰国の朝、空港までのタクシーが来るのを待つ間、少し話をしました。「オランダを気に入ってくれたんだね。初めて会った2010年のこと覚えているよ。ボートでオランダ、フランス、ベルギー、ドイツに行けて楽しめたのはよかった。いつか日本に行くよ。」

 

この14年間、「欧州の運河の旅」はリョウさんと私にとってもう一つの日常でした。

ボートは売却しましたが、何かの形で新たな日常を探したいと思います。

Aalsmeerの街

 

 

Aalsmeerに帰還!

 Weesp から1行程(アイトホルンUithoorn)を挟んで、8月11日に無事アールスメイア Aalsmeerに帰って来ました。Dragtハーバーの景色が見えてくると何とも言えない安堵感が胸に広がりました。実はスパッケンブルグあたりから冷却水の水漏れがあり、様子を見ながら、最短距離の行程に組み直しての到着でした。なので無事にハーバーまで辿り着いたことが私たちにとって最良のゴールなのでした。12日、メカニックさんにみてもらい、冷却水装置の部品が一部破損しているとのこと。早速取り替えてもらい修理が完了しました。

 今年も色々あった運河の旅。いつもと違うのは今年で一区切り。来年はここには来ないということ。多くの思い出と共に、あと少し、このボートでの生活を楽しみたいと思います。

SAKURAⅡにはDRAGTハーバーが似合う

8月10日 9:30 Weesp ~ 14:00 Uithoorn

8月11日    9:00 Uithoorn ~ 12:10 Aalsmeer

私の「運河の旅」はここから始まった:Weesp

 私が初めてオランダに来たのは2010年5月。先に来ていたリョウさんと空港で合流し、初代SAKURAが停泊するWeespまで電車で来て、そこでSAKURAに乗ったのが、私の「運河の旅」の始まりでした。以来、ホームポートのAalsmeerから近いので、何度もここに来て停泊しました。ハーバーは街の中心にも近く買い物にも便利。今回、時間があったのでここに3泊し、周りの公園やミュージアムにも行ってみました。有名なバンホーテンココア。19世紀初めにココアパウダー製造法を新発明したバンホーテンさんの出身地がウィースプなんですね。初めて知りました。

 初めて来た14年前と変わらない街の佇まいに心が落ち着きました。

ハーバー/ ハーバーを出てすぐの跳ね橋
Weesp Museumにて
お洒落な街並み/砦の跡


8月7日 8:30 Spakenburg ~ 12:30 ウィースプWeesp

8月8日、9日  Weesp滞在

 

思い出の地をなぞる様に

エルブルグで2泊した後、8月5日からはアイセル湖の奥を埋め立てたFlevolandと本土との間の広い水路を進みます。エルブルグ、スパッケンブルグ。何度も来た思い出の街をなぞる様に過ごしました。

スパッケンブルグ。昔は漁村だった街。前に来た時に比べてハーバーとその周辺が整備されていました。この村は独特の民族衣装が特徴で、日本の侍の裃のような肩掛けに手の込んだ模様が施されています。前にも見学した民族資料館がそのままありボランティアのご婦人たちがオランダ語でたくさん説明してくださいました。意味は何となくしかわかりませんでしたが素朴なニュアンスを楽しみました。

昔は漁村だった/ 人形たちが迎えてくれる
独特の民族衣装/ 学校風景

8月4日 Elburg

8月5日 8:30  Elburg 〜 13:30  スパッケンブルグSpakenburg

8月6日 Spakenburg

最終コーナー:Elburg

 ヒートホールンを後にして、アールスメイアまで後少し、運河のラストランも最終コーナーに差し掛かりました。8月3日はエルブルグElburgを目指します。早く出発しようと思っていたのに、水の補給で先を越されたり、最初のロックで艇が多くて入れてもらえなかったり、地図にない新しいロックがあり思いほか時間がかかったりして、エルブルグのハーバーに着いたのが午後4時過ぎ。大きなハーバーですが停泊場所はほぼ満員。祈りながら進むとかろうじて一つ空いている場所を見つけました。桟橋のない、後ろ向きに入れる難易度の高い形状でしたが、以前ホルコムで経験したのでその時のロープワークを思い出し、リョウさんを上手にサポートできました。無風も手伝って一度で接岸に成功。2人して喜びました!

 ボートのロープ。思えば人生でボートのロープなど触ったこともない私が2010年に初めてボートに乗り、言われるままにロープをかけたり外したり。うまくできなくて夢にまで見ました。あれから14年、少しはうまくできるようになった、かな?

 

8月3日 8:00 Giethoorn 〜 16:15 エルブルグ Elburg

桟橋のないハーバー/ 満員
エルブルグの街並み

 

おとぎの国のヒートホールン

 ニューアムステルダムというところを出発した7月31日からは街はずれになり、広い農地や牧草地の中を直走りました。単調ではありましたが落ち着きもしました。そして8月1日、人気の観光地ヒートホールンに着き、ここで2泊。今日は観光に出かけました。

 水郷の村、茅葺きの民家が運河に映え、豊かな自然のなかに独特な風光明媚を誇る保養地…。いくつもの形容詞で語られるヒートホールン。ここに来るのは私たちは三度目です。いつ来ても変わらない魅力がありますが、以前に比べて観光客の数(特に中国人)が減ったように思いました。以前買い物をしたお洒落な店も無くなっていました。何より、かつては歩き回った私たち夫婦の脚力の何と衰えたことでしょう!

7月31日 9:00  Nieuw smsterdam〜 15:05 Hoogeveen

8月1日 8:30 Hoogeveen ~ 14:10 ヒートホールンGiethoorn

8月2日 Giethoorn 

Mission 3:ドレンテの運河からスタート

 SAKURAⅡの売却の関係でAalsmeerに戻ることになりました。ではGroningenからどの道を帰ろうか?たまたま、Aalsmeerの馴染みのメカニックさんが「ここがいいよ」と教えてくれた地方があって(ドレンテ地方Drenthe)、冊子までくれたので、行きと同じ道を帰るのも味気ないし、初めての道を走ってみようか、ということになりました。

7月28日 9:00 Groningen ~ 17:10 Stadskanaal 

7月29日 9:00 Stadskanaal ~ 16:30 Ter apel

7月30日 9:00 Ter apel ~ 15:40 Nieuw amsterdam

多分、一度も聞いたことがない地名だと思いますが。この地方の運河は2013年ごろから整備されたので、ロックや運河は綺麗なのですが、運河が街中を縦断しているので、何せ小さい橋の数が半端じゃない。しかもロックの操作や橋の上げ下げを手動でしていたりするので、時間がかかって仕方がない。オランダもやっと夏本番。夏の日差しが追い打ちをかけ、この3日間、とても疲れました。